残暑厳しい京都旅行宇治。
宇治については平等院しか知らない。
調べてみると菟道稚郎子の故事から始まる。菟道稚郎子の話は我が国は平和で独特の文化で成り立っていた古墳時代のことで平等院は官僚制度が完備され頂点の藤原氏が絶頂の頃作られたと言うことだ。
平等院南門近くに県神社があり平等院、宇治川と続き宇治川を渡り佛徳山の中腹に宇治神社、宇治上神社が直線上に有るという。3つの神社が平等院の地主神にもなっている。
1時間の間に暑い中この3つの神社を回ろうと計画していた。
平等院の正門から宇治川に出中ノ島に降り宇治川の先陣争いの碑を見て陽射しは強いが風が有るので少しは楽だと思いながら急いで対岸に出る。
見えるのは宇治橋。古から何度流されてもその場所に作られた。現在の基礎は秀吉が造った時のもの。
佐々木高綱と梶原景季が急流の宇治川を渡る競争を妻に話したところ「ズルじゃないそんなのはいけない」と言っていた。
橋を渡ると直ぐに宇治神社の赤い大鳥居がある。階段を上ると宇治神社本殿だ。菟道稚郎子を祭る。
左の道路に出て更に登ると世界遺産の日本最古の神社建築といわれる宇治上神社になる。
応神天皇、仁徳天皇、菟道稚郎子を祭るという。
宇治神社側を此岸とし川を渡った平等院側を彼岸とすると平等院は当に浄土であると見る人も居るいう。
宇治上神社拝殿
拝殿正面 祈祷をお願いした人が一段ずつ足を合わせて階段を登って行った。
この覆い屋の中に小さな祠が3つありこれが国宝で建物全体と背面の山全体が世界遺産という。
柳生圓城寺でも境内の小さな祠が国宝としてあったが宇治上神社でも多数の祠があり先の3つの祠が国宝指定になっている。
この頃になると県神社の事はすっかり頭には無く3分で源氏物語ミュージアムの看板に釣られそちらに行ってしまった。緑濃い山でハイキングコースになっていてもう一度ゆっくり来てみたいと思った。
県神社の祭神の一人は菟道稚郎子の母、矢河枝比売(やかわえひめ)という。県神社を下社とし中社が宇治神社、上社が宇治上神社とし宇治を鎮守しているという説も有る。
庭に咲いていたコムラサキシキブ。
源氏物語は長く恋の繰り返しで和歌を流暢に味わえないと馴染めないのでキャンセルと言うところだ。
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