鴫たつ沢の・・
心なき身にも哀れは知られけり鴫立つ沢の秋の夕暮れ。
非情な政治で鎌倉幕府を運営した頼朝が秋の夕暮れに鴫の飛び立つのを見て情の溢れ出るのを抑ええず涙を流したと新説を読んだ事がある。
石橋山で旗揚げし破れ箱根神社の庇護の下、真鶴から海路房総に逃れた頼朝が房総半島で勢いを着け鎌倉に進軍するさい上総随一の豪族を集合時間に遅れたという理由で暗殺してしまった。遅れを謀反と読み違えた。
大姫と義仲の子供義高の悲恋物語。
義経の逆魯を梶原景季が曲がって頼朝に讒言し義経がその後疎んじられるようになった。その景季も頼朝に謀反を疑われ非業の最期を遂げる。
等々猜疑心の強さを疑われる話を読んでいる。それを子供の頃は憤っていた。其の感情と非情さが秋の夕暮れに解き放たれた瞬間との解釈は気に入った。
大磯に鴫立つ庵がある。西行が晩年東大寺大仏復興の資金集めに奥州に趣く途中其の和歌を詠んだとされるが其の場所が鴫立つ庵の場所だといわれている。江戸時代初めに作られたらしいが良く保存されている。場所については諸説あるらしい。
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