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2013年4月18日 (木)

有学は学ぶべき事が沢山有る事

夫陽盛陰虚汗之則死下之則癒陽虚陰盛汗之則癒下之則死夫如是則神丹安可以誤発甘遂何以妄攻虚盛之治相背千里吉凶之機応若影響豈容易哉況桂枝下咽陽盛則斃承気入胃陰盛以亡死生之要在乎須叟視身之尽不暇計日此陰陽虚実此交錯其候至微発汗吐下之相反其禍至速而医術浅狭茫然不知病為治乃悞使病者殞歿自謂其分至令怨恨於冥路死屍盈於曠野仁者鑒此豈不痛歟。

それ陽盛陰虚之を汗すれば則ち死し之を下せば則ち癒ゆ、陽虚陰盛は之を汗すれば則ち癒え之を下せば則ち死す、夫れ是くの如くなれば則ち神丹も安んぞ誤りを以発す可き、甘遂も何ぞ妄りを以て攻む可き、虚盛の治は相背くこと千里吉凶の機は応ずること影響の如し豈に容易ならんや、況や桂枝咽を下りて陽盛んなれば則ち斃承気胃に入り陰盛なれば以って亡ぶ、死生の要は須叟に在り身の尽くるを視るは日を計ふるに暇あらず、此れ陰陽虚実の交錯は其の候至って微に発汗吐下の相反するや其の禍至って速なるに医術の浅狭にして茫然として病原を知らず治を為せば乃ち誤り病者をして殞歿せしめ自から其の分と謂わしむ、冤魂をして冥路を塞がしめ死屍をして曠野に盈たしむるに至る、仁者は此れを鑑み豈にかなしまざらんや。

読みは方術説話による。神丹は発汗剤、甘遂は下剤。発汗は病が表にある場合の治療法、下すは熱が裏に有る時の治療法。この使い方を誤ると重大なことになる。

病者と対したり、処方箋を受けて終りの無い道を歩まなければ・・・と感じる。

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コメント

恐ろしいですね。
漢方薬は身体にやさしいなどと陰陽・症状も確かめずに売薬を呑むのですから。
湿布なども冷やすのがいいのか温める方がいいのか迷うことがあります。

佐平次さん 漢方薬も処方があって複数の生薬が組み合わさっています。1ヶ1ヶの薬に味が付き温める冷やすの別と働きがあります。味は五臓に通じます。其れと効く位置(外中内)があります。傷寒論の条文と生薬の働きと組み合わせから病状の寒熱、深さを見極めて投薬するのですが難しいし勉強も根気が入ります。10年経ってやっと門口に立てるつもりでやりなさいと言われました。
湿布は急性期は大体熱を持っているから冷やします。年中湿布を使う人は一年中冷湿布の人も居るし寒い時は温湿布で暖かくなると冷湿布の人もいます。使用感だと思います。

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