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2014年3月12日 (水)

総見院

2011年1月雪の京都を歩いた折、大徳寺塔頭総見院で見た信長坐像の印象が強くまた見たいと思っていた。

「京の冬の旅」の企画に阿弥陀寺の信長坐像が見られるという。

信長について決定的にファンに成ったのは中学の時に坂口安吾「信長」を読んでからだ。信長が忠臣に「であるか。」と返事をする事しか憶えていないが。

 

最近旅をするようになってからは比叡山ばかりでなく滋賀の寺を幾つも焼き討ちにしている行為を目の当たりにすると大分興ざめをしてきた。

京都へ行ったら市バスの500円一日乗車券で移動するのが楽しい。路線図を見ながら移動し結構歩くのが良い。

余り計画を練れなかったので阿弥陀寺から始めて大徳寺、妙心寺で山陰線で京都駅に帰ろうと大雑把に計画してたが行きの新幹線でどの寺も開門が10時なら時間が掛かっても市バスで回ることにした。

10時ごろ妙心寺に26番バスで到着。公開の塔頭の近い順に大法院に行く。妙心寺は毎年2.3の塔頭が秘宝の公開をするので毎年行っている。

大法院は信州の眞田家が建てたものと言う。松代で立派な代々の廟を見てきたが禅宗の寺らしい無駄を省いた寺だ。

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佐久間象山の墓もあった。
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同じ境内の聖澤院に行く。襖絵の見事なものが沢山あった。十牛図と説明が良かった。
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法堂を通り越し3つ目の龍泉菴にたどり着く。

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巨大な杉戸に書かれた寅や鯉の絵や開山さんの何年か遠忌に書かれた色彩豊な襖絵があった。
各お寺で拝観料600円也を収めるが説明を聞くと背景が解り面白い。時間も掛かり昼近くなので寒いため暖かい物をと付属の妙心寺会館行き昼飯と思った。ツアー客で貸切だという。スタンプラリーも3個の判を貰い抹茶と菓子がいただけるというのでお願いしたらロビーで振舞われた。ついでに何時ものように朝食の余りのカツサンドを内緒で頬張り昼食にした。何時になったら人並みに旅が出来るのだろう。

大徳寺興臨院に行く。時間の関係で此処は1ヶ所とする。
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この茶室は昭和3年築だが中々興味深かった。
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河原町今出川に出て地図を頼りに歩き総見院阿弥陀寺に到着。ボランティアの熱の篭った経緯を聞く。
信長には異母兄に清玉上人という方があり阿弥陀寺の住職だが本能寺から信長の遺体を運び光秀からも後に大徳寺総見院で7日に渡り葬儀をする秀吉からも遺体を守り阿弥陀寺で供養したという。

当時は1km四方の大伽藍だったそうだが秀吉の怒りをかい寺町と呼ばれる現在地に移された。

信長の墓。
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総見院は信長の戒名という。此処は総見院阿弥陀寺といい、安土城内には三重塔と伴に総見寺があり立派な墓石がある。大徳寺の総見院にも巨大な墓石がある。まだ他所にも墓があると思える。英雄は死後もこんがらかる。

阿弥陀寺の隣には十念寺があり毛利元就や信長の脈を取った曲直瀬道三の碑と墓があった。曲直瀬家は大徳寺に玉林院を建立している。

割安の乗車券には3000円のクーポン券が付く。女房が大雑把な計算で買い物をし5990円だったと言う。2枚で6000円の買い物が出来るが何回も利用しているうちに計算も上手くなった。

 

2011冬の京の旅http://tyougen777.cocolog-nifty.com/blog/2011/01/post-d67f.html

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コメント

よく歩かれますね。
すっかり旅にでなくなりました。

佐平次さん 八ヶ岳での静養、良い過ごし方です。当方は未だ野次馬根性旺盛ですのでこのスタイルです。

京都は、内の長男も大好きです。京都の旅館に泊まった時は松戸の家みたいに畳でカッコいいと喜んでいました。六波羅密寺では、我が家の親戚かもしれないきよもりを見て興奮していました。歴史好きは遺伝するもんですね。

abikosiさん 小さい時から参考書がそろい精度がどんどん良くなるのは頼もしいです。

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