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2014年5月11日 (日)

思い切って当麻寺。

名前は知っているがどんな寺かは解らない。

始めてで少しは知識を詰めてから行ったが何を重点に見るかは疎かで一回行っただけでは何も解らない。

奈良県葛城市当麻に当麻寺は有るという。

神武天皇については少しは資料があるが2代から9代の天皇様は資料は少なく不明な点も多いという。其の頃有力な豪族として皇室を守った葛城氏が存在した。葛城氏の一族の当麻氏の菩提寺であり又聖徳太子の腹違いの弟が建立した寺とも言われている。

当麻寺を午前中に見て午後は葛城古道といわれる道を歩こうと予定していた。葛城古道にも天孫降臨の高天原がある。

長女と孫が合流するようになり道を歩くだけだと「ひろちん」が飽きてしまうから奈良にしようと折角調べた数々の資料は没となった。

予報の通り一日中雨で7時41分の近鉄で橿原神宮前から当麻寺を目指すことにした。

長女とひろちんは6時に電車を撮ると出かけていった。またまたギリギリで電車に間に合った。

当麻駅前では殆んど人が歩いて無いのに交通整理が二人出ていた。この時季は牡丹祭りでお寺は人出が有るという。駅前広場から参道への曲がり角に「よもぎもち」の暖簾が下がっている。女房も娘達と同じで本で読んで買うつもりで来ていて迷わず10ヶ入のを買ってきた。

駅からの軽自動車でもすれ違い出来ないような細い参道を歩くと当麻蹶速(けはや)の塚が現れる。当麻蹶速はこの地に住む天下に知れた剛の者で出雲の猛者の野見宿禰と角力を取ったのが相撲の初めと言われている。
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早くも小雨が落ちてくる。味わいのある東大門が現れる。
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門を潜ると日本最古の梵鐘が攣られた鐘楼がある。
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左に金堂があり広場の反対に講堂があり広場の奥に本堂がある特異な配置である。
金堂

 

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講堂
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本堂
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国宝も須弥壇や仏像が数体あるがここの本尊は大きな曼荼羅であるのが特徴だ。

奥の院の庭園を拝見する。
国宝の西塔 東塔を望む。
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庭園 ひろちんは花が好きだと言っていたので花の多いところに来たがカタツムリを見つけて大喜びをしていた。

 

小生が子供の頃は庭に大きいのも小さいのも風呂場にはナメクジも居た。
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奥の院浄土庭園。ツツジと牡丹が満開になったら浄土だろう。

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金堂と東塔の間にある日本最古の蟷螂。白鳳期のもの明かりの点る所は木だ。
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塔頭の中の坊の庭園は大和三名園一つといわれる。当麻寺本尊の曼荼羅は蓮の糸で織られているが其れを染めた中将姫が剃髪したのが中の坊と言われている。
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イソヒヨドリが綺麗な声で鳴いていると思ったら舞い降りて大きな芋虫を咥えた。
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北門を出、石光寺を目指す。標識が有り0.8kmとある。雨でも其の位ならと目差す。
当麻寺も石光寺も神の山 二上山の麓にある。
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この800mが曲者で3kmくらい歩いてやっと石光寺に着いた。
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日本で最古の石仏が展示されている。
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牡丹とシャクナゲの素晴らしい庭園があった。
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電車は当麻寺より一駅先の二上神社口の方がよっぽど近いと教わり其方に行ったが2kmはたっぷり有った。雨だがハイになっているので知らない道をトボトボ歩くのは苦ではなかった。誤差は目標最大限の1時間以内で済んだ。12時35分の電車に乗り奈良を目指した。

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コメント

ひろくんしらなーい。雨がいけないんだもの。
大きなカタツムリが良かったです。
シャクナゲとボタンの違いを調べました。

ひろちんへ おとうりんが子供の頃は大きいカタツムリ小さいカタツムリも居た。アマガエルも居たし有る時は20cmを越えるヒキガエルも出てきた。隣の屋根から2mの青大将がぶら下がっている事もあった。

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