長女、次女と孫と。
偶然だが夫婦と長女、次女と孫と観光に行った。
新幹線の予約を取ってからは長女がトロッコ列車の予約を取ったり頑張った。
思えば娘達と出かけるのは初めてだ。
3年生の孫に合わせて亀山からトロッコ列車に乗ることにした。
孫は撮り鉄君で休みには父又は母と電車を撮りに行くのが趣味という。
2才の時の孫。小生の散歩に着いて来て写真を撮るとカメラカメラと言って妻から双眼鏡を貰い写真を撮る真似をしていた。この旅行中は1日に300枚の写真を撮っていた。早くも京都で山陰線に乗り換えるのにアレを撮るのだと始まりやっと電車に間に合った。先が思いやられる。
トロッコ駅には人が一杯で予約を取っていなかったら乗れなかった。
大勢の狸が歓迎してくれる。「他を抜くで縁起良い」からだと説明している。
ワンボックス取れて喜んでいたが行程の3/4山側で豪快な谷川方面は充分見られなかった。好天で保津川下りも満員で何艘も連なる。
約30分で嵐山に着き此処からは我等夫婦と娘達と孫とは別行動になる。子等は北野天満宮、金閣寺を見たという。私達は嵐山で未だ訪れていないお寺を見ることにする。
嵐山では清凉寺に行って無いので第一目標としていた。小倉池を左に直進する。落柿舎の裏の西行井戸による。
去来の墓の近くに
「牝鹿なく 小倉の山の すそ近み ただ独り住む わが心かな」 西行とあった。
現在は観光客でごった返しているが昔は人一人いない寂しい所だったのだろう。百人一首にも猿丸の小倉山と鹿の詩がある。
清凉寺は10分位で着いた。大きな寺だった。この寺も桂昌院さまの再建による。
栴檀で出来た国宝のご本尊の体内には絹製の五臓六腑が収まっていた。万人は心に仏心を持っているといわれているが中央の色の濃い布には仏舎利と書かれているが仏心のことか。本尊の釈迦如来像は開基の僧が中国から持ち帰った物で体内物も中国の尼僧が作った物という。
経堂の四隅には四天王が居て経を守る。極彩色が残っている。明日予定している奈良新薬師寺の十二神将もこんな色彩だったかもしれない。
庭 緑が綺麗だ。
仁王門
この門の前の道は渡月橋に続く。
門を背に右に行き隣の宝筐院に行く。
此方は楠木正行の首塚と戦い相手の足利二代将軍義詮の塔が並んである。敵同士だが正行が摂津、住吉の戦いで勝、足利の負傷者を手厚く扱い帰した事に感激し義詮が正行の隣に塔を建ててくれと望んだという。
右にくぐり戸があり戸を開けるとセンサーが鳴り受付に人が来る。滞在中人力車の人たちが三組来たが静かな良い寺だった。
モミジの若葉が豊富で綺麗だ。秋も素晴らしい庭園になるだろう。
右「正行の首塚」左は「義詮の塔」
吉野の如意輪堂で親の正成が負けを覚悟で湊川の戦いに趣いたのと同じく天皇に忠誠を誓い死を覚悟の辞世の句を残している。
かゑらじと かねておもえば梓弓 なき数に入る 名をぞとどむる
この後 四条畷の戦いで義詮の重臣高師直の軍に敗れ自害する。
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お世話になりました。
2歳のころはかわいかったねえ。今では。。。。。
撮り鉄くんはとても満足していました。1日目は嵐電をたくさん撮っていました。
けど金閣寺はとても気に入ったそうです。
投稿: ひろちん | 2014年5月 8日 (木) 22時54分
ひろちんへ チョットの時間も惜しんで電車を探すのは好きこそものの上手なれの現われか?一杯興味を持って知識の広い子供に育つと良い。
投稿: 江戸川風景4 | 2014年5月 9日 (金) 07時37分
孫たちとの旅行は何よりも楽しみに満ちています。
投稿: 佐平次 | 2014年5月 9日 (金) 10時45分
佐平次さん 女房とセカセカ回っているの比べ御朱印を頂いたり駅でスタンプを押したりお土産を買ったり随分感じの違った旅になりました。
投稿: 江戸川風景4 | 2014年5月 9日 (金) 12時08分