戦場ヶ原の野草に会いに行く。
すっかり出不精になり2ヵ月家で過ごした。
暑くなって朝の散歩も行かない。夜寝にくいのが原因だ。
気分転換にと野草観察に日光戦場ヶ原に行ってきた。
北千住6時31分の快速で東武日光に行き8時43分発のバスで赤沼に進み2時間歩いて湯元まで探索の後1時半のバスで東武日光に帰り3時36分の快速で帰る予定だ。
日光には春は鳴虫山のアカヤシオを見に他の季節に植物を見に2回は毎年行っていたが一昨年の3.11以来ご無沙汰をしている。
日曜でないからかバスを待つ人は少なく1台で空席が在る。この時季は臨時バスが1台必ず付いた。
10年くらい前からか帰りの快速が日光から新大平下間が各駅停車になり停車駅が10駅増え30分余計に時間が掛かるようになったのが気に入らないが経営上しょうがないのだろう。
思ったより涼しい気候で快適である。一面のホザキシモツケのピンク色だ。熊の生息地につき注意してくださいの看板が気を引き締める。
ホザキシモツケ
ウツボグサ ウツボは矢を入れる入れ物という。雨にぬれないよう蓋が付いている。箙は戦場で直ぐ矢を射られる入れ物を言う。筒状の太い茎に紫の小さな花が付く。
トモエソウ
幅広く歩きやすくなった木道の脇に過去に憶えた花々が懐かしく咲いている。
カラマツソウ
もう男体山も大真名子、小真名子山も見える場所まで来た、好きな景色だ。平らな木道なので早い。
ツリガネニンジン
珍しいミズチドリが在る。
葉緑素を持たず他の植物に寄生しているオニノヤガラだ。
コバギボウシ 橋の欄干に被せてある擬宝珠に似ている所から付いた名だ。
ハクサンフウロ
チダケサシ
ヤブジラミ
木道には大口径の望遠を付け三脚で頑張っているカメラマンが数人いたが今日は鳥の出が悪い何も居ないと仲間内で喋っていた。ホウアカを写したと言っている人も居たが秋になるとマイフィールドでも珍しくも無く写すことの出来るホウアカとは場所が違うと撮る人の満足度も違うのだろう。平地では見られない色合いをしてるのかも知れない。
イブキトラノオ
ホタルブクロ 倒木の脇に咲いていたが彼方此方に倒木があった。
オダマキ
早くも2/3地点の青木橋に到着す。此処を渡ると小さな湿地が一つ有るが大部分は笹の道になる。
湿地にはコオニユリがあった。ピンク色はアザミ。
コバイケイソウ
泉門池を越、小田代橋を渡ると右は崖で左は湯川の道になるがタマガワホトトギスを探すのが楽しみだ。今日は大当たりで三箇所で見つけた。
タマガワホトトギス
サワギクも彼方此方に咲いている。
思いの外憶えていた花の名に落ち込むことも少なく楽な歩行を楽しんだ。小滝、湯瀧を巡り湯ノ湖畔で温泉に入り成分の硫黄は皮脂をも洗い流し普段の風呂よりもさっぱりして帰った。バスを待つ間湯冷めするのではと思うほど涼しかった。僅か2時間の散策だが知った道で安心感からゆったり楽しかった。
小滝
湯滝
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日帰りで遠くまで散策、お元気なようでほっとしました。
投稿: 佐平次 | 2014年7月31日 (木) 11時10分
佐平次さん 気の緩みか行動する気が起きなくて家でノソノソしています。出かけると自然は良いですね。出かけたくなりました。
投稿: 江戸川風景4 | 2014年7月31日 (木) 11時23分
草の名前よく覚えているね~。今度ひろちんに教えてあげてください。いいお天気でよかったね。
ひろちんは毎日怒られながらプールに通っています。
投稿: ひろちん | 2014年7月31日 (木) 22時15分
ひろちんへ 花の名は知っていた方が楽しいね。図鑑とネットで憶えた。
投稿: 江戸川風景4 | 2014年8月 1日 (金) 06時53分