今年のお盆
8月7日立秋とは言い得て妙である。
縁の下でコオロギが鳴き出し、川ではツクツクボウシが鳴き出す。秋の気配を感じ始める時期だ。台風でも通り過ぎると空の高さに驚かされ寂しさを想う。漢方では体は成長から実を結ぶ体制になり8月7日頃から陰の部に之く薬が効く。
今年は13日迎え火の日にひろちんが来てくれた。お盆の間、曾爺ちゃん、曾婆ちゃんが家に帰って来るのだと伝えるだけは話した。
お寺に行きシキビ、白玉を供え線香を焚き御参りをして提灯に火を受け継ぎ家に小生の両親を連れて帰った。
仏壇に連れ帰った提灯から火を分けて線香を上げ光明真言と般若心経を妻と長女とひろちんと唱えた。年々仏壇が身近に感じられてくる。
盆の間は毎日前出の二つのお経を唱え両親に家内安全をお願いしている。15日にお経を忘れ12時過ぎに思い出して唱えた。100息の自己流の座禅もして寝付いた。
16日は7月に亡くなった義姉の49日と納骨が有りひろちんは墓石の下に骨壷が収められるのを熱心に見ていた。次女も参加した。煙になるときも別れを思うがこの時も中有を彷徨っていた霊魂との別れを感じる。都内のお寺なので盆も過ぎ閑散としていた。会食の後今度は家に帰り送り火の準備に入る。
長男も来てくれて子供三人が集り将来の事を話し合ったが夫々地に足の着いた考えがあり安心した。皆で光明真言と般若心経を盛大に上げ提灯に火を受けお墓に連れていった。お経も四日目だと大分上手くなる。お墓では蝉の大合唱で送ってくれた。お盆に子供が三人集ったのは久しぶりの事で心強かった。
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コメント
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ひろちんは自分の日記にお盆のことと49日のことを書いていました。白玉の絵とお墓の中の絵でした。とても分かりやすく書いてありました。
送り火の日はいろいろなことがあって、1日が3日分に感じました。
お疲れ様でした。
仏壇はまだまだ身近でないからね
投稿: ひろちん | 2014年8月19日 (火) 00時03分
ひろちんへ 小学生の時は本家の墓へ伯母さんと迎え火も送り火も行っていた。ひろちんのように興味を持って見る事は無かった。
投稿: 江戸川風景4 | 2014年8月19日 (火) 06時47分
いいお盆ですね、(ご不幸のことはともかく)、日本のしっかり足が地に着いた暮しを感じます。
私はフワフワです。
投稿: 佐平次 | 2014年8月19日 (火) 10時06分
佐平次さん 地を這いずり回っている生活です。環境が変わって落ち着きません。
投稿: 江戸川風景4 | 2014年8月19日 (火) 11時28分