雨中に城巡り。宇和島・松山
四国に有る四つの現存天守巡りに行ってきた。
現存天守とは江戸時代までに作られ修理はするが建て替えられていない天守閣を言う。全国に12ある。城址は桜の名所でもある。
羽田から松山空港に飛ぶ。生憎出だしから雨だ。
高速道路の両脇は桜が満開で美しい。小山に所々桜を見つけ所々なのが良い。
宇和島は純友の乱の時には砦が作られている。関東では平将門の乱のころの事だ。
伊予西園寺家がありその後おさめた。小早川隆景が支配したのち1595年藤堂高虎が城主となる。
藤堂高虎は築城の名手であり5角形の地形の三方に濠をめぐらせ海水で満たし他の二辺を海が囲う巧みな城だったという。現在は埋め立てられた海は遠くなっている。
其の後伊達政宗の嫡子でない長男(秀宗)が宇和島藩主になり、昭和になり宇和島市に城一帯を寄付したという。
城内は桜満開で美しい。
宇和島はリアス式海岸で奥の海辺に作られていた。天守から海を臨む。
天守から庭の桜を見る。
秀吉の四国平定後は山内、蜂須賀、加藤嘉明等重臣が各地を治めている。
せっかくの桜も雨中で上手く写らなかった。
50年位前だろうか業界の会が松山でありその時大山澄太師の山頭火についての講演を聞いた。心に残る名講演だった。山頭火を知りその後放哉を知り耐え難い寂しさを知った。その時も松山城に行ったが記憶はかけらも無い。
慌ただしく見学の後松山に戻り、各自、自由に道後温泉へ行くようにとのことだが雨が本降りになり雷もすごい音で轟いてきた。
松山城は賤ヶ岳の七本槍の一人加藤嘉明が築城し治めた。
石垣からすごい勢いで排水されている。
桜は大当たりだが雨は大外れ。
天守を望む。
天守からの眺め。
狭間 鉄砲や矢を仕掛けるところ。支えの棒を外すと塀が外に倒れ落ちる。
巨大な石垣が地震に負けず残る。大したものだ。
雨とすごい雷でびしょ濡れになり近くの宿に入った頃一段と雨が強くなった。
道後温泉には路面電車に乗っていくが翌朝の車中で道後温泉に行った人はと手を挙げた人が半数居たのには恐れ入った。小生より年配の男性一人旅が多かったがガッツを見習わなくては。写真で良く見る道後の湯は後一年くらいで建て替えになるという。
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