選んだ末の散歩
江戸川を歩き炎天下で消耗した。しかし予行演習だった。
常磐線が品川まで行くようになたのだから京急に乗り換えて行ったことのない金沢文庫に行って見ようとなり、トレーニングで土手上を5kmの練習をしたのだ。
真夏の日差しで気温も夏、これなら緑陰と渓谷の方がと迷ったが乗車時間の少ない方を初志貫徹とした。
沿線も山之上迄家が建っている。宅地に人気があるのだろう。
金沢文庫駅を降りてもぎっしりと家の並んだ道を本を見、道標を探しながら歩くと迷わず称名寺の赤門に着いた。赤門は全て将軍家から嫁を受けたわけではないだろうから謂れは解らない。ミツウロコの紋が付いている。
桜が咲いた春はさぞ綺麗だろうと想像する参道を行き仁王様が睨む仁王門に出る。
仁王門をくぐると太鼓橋から本堂が見える。なかなか立派な寺だ。
本堂の隣は茅葺の釈迦堂だが年代は解らない。北条氏の一族金沢北条家の菩提寺という事だ。実時というお方が学問好きで寺の横に金沢文庫を作った。
20年前に山の帰りに足利学校に寄ったが此処もそのような施設が再建されているのかと思っていたが、県立の鉄筋コンクリート立派な博物館が閉鎖された鎌倉時代に掘られた隧道の横の道を通り抜けるとあった。月曜日は定休日とのことで残念。
称名寺は広場も広く裏山に通ずる道もあり鎌倉と雰囲気を同じくする。広場ではアジサイが盛りだ。
北条氏が滅び戦国時代は荒れるに任せ書物も戦国の勝者たちに持ち去られた。近年になって復興されたらしい。
裏山を登ると石仏がある。
称名寺を後に地図と首っ引きで海岸にでると潮干狩りでいっぱいだ。運動会の代休だろう。
進むと金沢漁港と有ったので寄ってみた。小屋が旗を立てて何軒もあり刺身など食べさせてくれるかと聞いたら食事はやってないと言う。釣り船を出すらしい。
先の野島橋の上から帰った釣り船を紹介する。
橋を渡り河口に沿って海に出ると伊藤博文の別邸跡がある。大磯より東京に近く便利だったろう。松の木陰の海風が心地よい。
裏の海抜57mの丘の上の展望台を目指す。なだらかな57mがきつい。称名寺の裏山で上ってきた人に未だ階段は続きますかと聞かれ続きますよと言ったら止めたとさっさと下ってしまった。手術後の吾も意気地がなく何時そうなるかと心配する。
展望台から霞む京葉工業地帯を望む。
近江八景に真似て金沢八景と呼んだという.平潟と呼ばれる地区とシーサイドラインのモノレール。海辺にバス代わりに走らせたか凄いアイディアだ。
最終駅前の古は海の中の弁天様だった。枇杷島弁天。
対岸の瀬戸神社。今は地続きだ。
遠浅の干潟で四季折々綺麗な所だったと思える。
帰りは品川から乗り換えなしで座って帰れた。15時には帰れたので今後も歩きに行こう。
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