小はんの会
犬猫というが猫犬とは言わない。音読みで東西訓では西東(にしひがし)音では左右、訓では右左(みぎひだり)落語界も文楽志ん生とは言うが志ん生文楽とは言わない。と誘いのハガキが来たので「小はんの会」に行った。
高校以来の友人がほぼ同じ顔ぶれで集まる。
その中に軽妙な俳句を詠む者が居るがこの度8月31日の朝日新聞で金子兜太に選ばれたと切り抜きを見せてくれた。その一句は
兵站は 戦争のうち 蟻地獄。
上手く表現している。蟻地獄に巻き込まれるのは自然の成り行きで此処からは先には進まないと言えるのだろうか?
柳家三福の「道灌」と小はん師匠の「万金丹」「味噌蔵」を落ち着いて聞けた。
出囃子の三味線は同級生がやっている。
万金丹は旅に出て食い詰めた二人が寺に泊めてもらい住職の留守に起きた葬式で葬式の費用を掠めようとする話だ。
旅先では僧侶が人を引き込み笑わせながら普段の行為から仏様を敬う姿勢を気付かせる上手い説法漫談を聞くことが有る。
創始期の落語の作者は坊さんではと言われるくらいで面白い。
小はんの二番煎じも好きだが味噌蔵も良かった。師匠も噺家になって55年だ。足を引きずったり体には衰えが見えるが乗ってからの話は相変わらず聞かせる。
私はパパママカンパニーでやってきたがケチケチで笑われるほどではないが倹約をしながらやってきたものだ。
家に子供の頃から金木犀があり長いこと咲かなかったのが或る時咲き出したら毎年豊富に花を付け馥郁と香っていた。がこの木犀が20年前に枯れてしまった。墓には両親が好きだった金木犀を植えたが33年間花を付けなかった。今年彼岸に墓参りをすると白い花が沢山ついていた。彼岸の後で我が墓地の区画からはみ出した枝を剪定に行ったのだがこぼれるばかりの黄金の花にかわり良い香りを振りまいていた。
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ことしはこはんの会もう終わったのかな。
行きそびれました。
兵站で済むわけがないでしょう。
投稿: 佐平次 | 2015年10月 2日 (金) 10時42分
佐平次さん 11月26日木6時20分から新橋ヤクルトホールです。師匠の奥さんと亡くなった女房の姉は会社が一緒で仲良かったみたいです。
投稿: 江戸川風景4 | 2015年10月 2日 (金) 10時57分