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2016年7月25日 (月)

相馬野馬追観戦記2016/7/24

相馬野馬追は平将門によるという。下総国葛飾郡小金原に馬を放牧しこれを敵に見立てて軍事訓練をしたのが始まりと言う。

 

将門の本拠は茨城県岩井と言い小金原は松戸の一部なので極近いが相馬は福島の北部でこんな広大な土地を支配したのか驚く。実際は将門の支配地は茨城南部、栃木・群馬南部、武蔵、相模の一部千葉の北部位らしい。現在の茨城県守谷市辺りを下総相馬と言い将門の本拠で子孫が奥州相馬に渡ったと伝説が有るようだ。(将門と奥州相馬との関係はこのリンクをご覧ください将門伝説と相馬氏 柏市のHPよりお借りしました。)

 

余談だが小金原は江戸時代も馬の産地で落語の金原亭馬00は小金原の地名に由来する。

甲冑武者の競馬や神旗争奪戦はおぼろげに知っていたが見に行くことにした。浪江町、楢葉町、双葉町と大熊町が隣接し野馬追の会場の南相馬市の小高地区は今年避難解除をされやっと全地区が祭りに参加できたという。此処にも3・11の傷跡は残る。馬を飼育し、甲冑を手入れし祭りを施行する地元の人達の努力に敬意を払う。

 

バスが予定より早く着き騎馬の入場式から見学出来た。武将がxx到着と大声を上げビックリする。殿様相馬を名乗る総大将も登場する。

会場近くで歩きながら傍を通る武者を撮る。
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観覧席から入場者を・・観覧席は丘の上部でグランドは遠い。
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突き当りは羊腸の坂と言われる坂を神輿ごと走って登る。
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金の御幣を着けた総大将か?
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競馬の勝者や神旗を獲得した武者が駆け足で登る羊腸の坂。
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ほら貝は行事の合図で吹かれるが良く響く。
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母衣を纏った武者。
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セレモニーの後、愈々甲冑競馬の始まり。観覧席の上の方で上手く撮れない。
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1~3着までは勝札を審判からもらう。
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意気揚々と羊腸の坂を登る。
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ゴールしてガッツポーズ。
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ウィニングラン。
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次のレース。
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勝札を咥え羊腸の坂を登る。
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坂の上は狭いところに騎馬観客が集まる。中央は女子。
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強そうな武者。緊張で喉が渇く。
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馬場フィールドでは神旗争奪が始まる。ご神旗を花火で打ち上げ落下して来るのを争奪する。
争奪戦の直前。天気が悪く雨になる。
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高高度から神旗が下りてくる。
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白地に赤で日の字を書いた差し物の騎馬が神旗を取る。
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敵将を打ち取ったり!黄色のご神旗を捉える。
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今度は青い旗。
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神旗を獲得した武者は例の坂を得意満面で登る。
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混みあいを避け最終戦の前に通路に急ぐ。反って間近に見られた。落下旗に神旗の文字が見える。
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戦い済んでフィールドから退場する。
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家路へは馬に跨ってパカパカのんびり蹄を鳴らし馬を労りながら帰る。
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貴重な祭りを観戦できたが南相馬の皆様は条件の悪い中復興に努力し祭りを保存する様子は頭が下がる。

 

 

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コメント

ニュースで観ました♪ 上から落ちてくる旗をどうやって争奪するのですか(';')

ユメフーセンさん 鞭で引っ掛けたり、手で取るようです。激しいぶつかり合いは無いようです。

凄いの見に行ったねえ。迫力が違う。平将門の領地の広さにびっくりです。

ひろちんへ  茨城県守谷辺りが下総相馬と呼ばれていた。奥州相馬は千葉県を治めた千葉氏の系統と言う。茨城県岩井や守谷にいた将門が小金原で野馬追をした事を子孫の一人が奥州相馬に伝えたという説がある。また相馬がらみとして作られた話とある。

暑かったでしょうが、それに負けない迫力ですね。

佐平次さん 東北太平洋側は寒気が居座り26度時々雨で涼しく雨は愛嬌でした。前もって電話で確認したところ馬場内は0.6μ㏜/hと高めでした。国はどうするつもりでしょう?

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