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2016年11月29日 (火)

吉備 国分寺コース&備中松山城

今夜から雨の予報で明日は一日中降る。となると予定をタクシーを使って時間を短縮し明日の分を消化しようかと思う。

孝謙天皇は譲位していたが天皇家の血筋にない一僧侶の道鏡を天皇にしようとする事件がありこれに反旗を翻した藤原仲麻呂が総理大臣兼防衛大臣の立場で負ける戦でないのに敗れたのは天皇側の吉備真備の戦略よる。孝謙天皇は重祚し称徳天皇となる。朝廷も大混乱だが宇佐神宮から皇位継承の御託宣を全権大使とし運んだのが和気清麻呂だ。称徳天皇が病没し一件落着したが和気は吉備の一地区の名で清麻呂はここの出身だ。重大なところで活躍した吉備の人々だ。

 

8時37分の桃太郎線に乗る。できれば12時ごろまでに東総社駅に行きたい。好天の下遺跡を見ながらのんびりと歩きたい。

 

備中高松から歩くが造山古墳まではタクシーとする。3kmで約一時間の短縮と大まかに思う。

 

全国4位の大きさというがこれだけの物を人力で作った古代人は凄い。

古墳後円に向かう。
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古墳上から高松城址方面を望む。
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古墳前方部にある現役の荒神様
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陪塚 小型の古墳が並ぶ。
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サイクリングコースを自転車を気にせず歩く。枯葉の焚火煙があちこちで上がる。懐かしい風景だ。
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偶にサイクリング者や散歩の人が通る。
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国分尼寺跡この先に蝙蝠塚古墳の標識がある。

 

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蝙蝠塚古墳は仁徳天皇の愛妾で吉備の美女黒姫の墓という説もある。
貴重品が多数出土した為そう言われる。
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林を抜けると突如五重塔が現れる。絶景かな!国分寺。国分寺の中の茶屋で総社宮までどのくらい掛かりますか?と聞くと歩けない距離ではないが自転車のほうが良いのではと言われた。造山古墳から9kmの予定で歩いている。此処の1kmは江戸川の1kmの五割増の気がする。
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作山古墳は全国九位と巨大だ。造山古墳は木は少なかったがこちらは里山状態だ。
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この辺から何回も道を聞きながら歩く。古墳の登り口。散歩の途中花摘みをしてきたという主婦が500m伴歩してくれ総社宮までの一本道に出られた。
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総社宮 新任の国司が赴任すると先ず領内の神社をすべて回るのが初仕事という。それを簡略するため総社を作り、つまりすべての神社を祭る総社を作りお参りすればすべてを参拝したことになるとした。毎月朔日に総社で祭りをすると全ての各神社で祭りをしたことになる。此処の総社は国中の304社を祭る。総社は総社市だけでなく全国にある。

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総社宮本殿 12時5分の到着。
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くたくただが明日雨なら備中松山城にぜひ行かなければと気合を入れなおす。東総社駅に出たが適当な電車がないので総社までタクシーにする。

総社からは伯備線が20分間隔にあり12時47分高梁行きに乗れた。高梁からもタクシーで「ふいご峠」まで行く。そこから天守まで700mとあるがこれが急坂で堪えた。登りも下りも昨日吉備津彦神社でお借りし使用し続けてきた竹の杖が役立ち感謝一杯だ。
天然の岩も石垣とした備中松山城。十二ある現存天守の一つだ。どの部分が大河ドラマ真田丸で使われているかわからない。
意識して回ったわけではないが十城目だ。
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狭間 
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天守が見えてきた。
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天守閣
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天守の裏側。
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天守の後ろに二重櫓がある。岩盤と石垣の上に立つ堅固な城だ。山の中腹に高梁高校がありそこに本丸御殿があった。日常の仕事は本丸御殿であり城に武士はあまり居なかった。
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天守の神棚。
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天守から外を望む。
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木造の建物は暖かさと安心感を与えてくれた。

帰りはシャトルバスと乗り合いバスで十分の一の値段で済んだのはうれしい。
時は4時を過ぎ暗くなってきた。疲れもあり其の儘岡山に戻ろうとしたが総社まで来たとき桃太郎線に乗り換え備前一宮に行き杖を吉備津彦神社に返さなければと決断し乗り換えた。

 

備前一宮駅から7,8分の吉備津彦神社に杖をお返しできた。神様に不義理をしないで済んでホットした。
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明日は一日雨だがどうしよう。

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コメント

私、鏡しか知らなかったのよ。ひろちんの「漫画日本の歴史」で和気清麻呂を知りました。漫画は侮れないです。吉備は本当に歴史に必要なところだったんだね。誰の古墳なの?

備中松山城いいなあ。。

ひろちんへ 中に入り無骨な木材で作られているのは感じが良い。

北と西、お互いに反対を遊んできましたね。
やはりこちらは暖かそうです。

佐平次さん 二日間は穏やかで良かったです。北に行くのは、さすが信州育ちですね。

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