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2016年11月14日 (月)

飛鳥を歩く1

葛城から飛鳥地方を眺め次は飛鳥を歩こうと思っていた。

今回も十分な準備ができないまま出かけた。去年は江戸川の土手を上り下りし脚力を鍛えてから出かけたので予定通り歩けたが今年はトレーニングなしなので計画は内輪にした。

雨と寒さが心配だが今回は天候は恵まれそうだ。

飛鳥は大和盆地や葛城が早く開けたのに比べ湿地と河岸台丘の為灌漑に技術が必要で開発は幾分遅れた。倭漢人という渡来人の土木技術で稲作が可能となり又、代々の宮廷が飛鳥を離れず渡来した仏教の寺院が多数建立され、随分繫栄した。今は情緒のある農村だ。

好天の下、12時過ぎから歩き始めた。予定は豊浦、甘樫丘、水落遺跡、飛鳥寺飛鳥坐神社、小原、飛鳥資料館、山田寺を歩く。

豊浦寺跡は推古天皇の宮廷跡で向原寺となっている。
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推古天皇は後近くの小墾田に遷宮している。聖徳太子と伴に冠位十二階、十七条憲法を定め律令政治の基礎を作る。遣隋使で学び、その上毎年50人に余る官吏が隋から渡来し体制を整えた。

小墾田宮跡
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甘樫坐神社 貫禄のある社だ。向原寺のすぐ裏で地区一帯で地下から豊浦宮の遺跡が見つかっている。
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案内板が安心して歩ませてくれる。
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蘇我蝦夷が丘の上に入鹿が麓に堅固な要塞のような邸宅を作り栄耀栄華を誇った。大きな武器庫と守備隊がいた。
展望台から畝傍山。耳成山と香久山を望む。一望でき天下を取った気になる。
左から畝傍山、やや右は耳成山、右端は香久山。畝傍山の奥は二上山
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水落遺跡を訪ねる。漏刻が作られたところだ。一階に水時計が有り、2階に時を知らせる鐘が有った。堀立の大柱が造られている。

小生が読んでいた本には次の記述がある。 脈有三部尺寸及関栄衛流行不失衡銓腎沈心洪肺浮肝弦此自経常不失銖分出入昇降漏刻周旋水下二刻一周循環当復寸口虚実見焉。
水が下ること二刻で血液(気血)が一周循環し虚実を現す。二十四時間を百刻に分けた二刻だから二十八、八分で体を一回りすると書いてあるのを漏刻で思い出した。
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多くの渡来人が住んでおり、司馬達等は欽明天皇が許可する前から仏像を安置し仏教を信仰していた。物部も容認していた。権力争いで蘇我と物部が争い蘇我が勝ち仏教を受け入れた。飛鳥寺の大伽藍を建立した。こじんまりとした飛鳥寺が現存するが飛鳥大仏は当時のそのまま残る。
手前の五輪塔は入鹿の首塚と飛鳥寺。
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司馬達等の孫「鞍作の止利」の作った飛鳥大仏。
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聖徳太子十六歳の像 太子は晩年は蘇我氏の横暴に斑鳩に移り仏教を説いた。太子経として残る。
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飛鳥坐神社に歩く。金の注連縄を張ってある。
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横の坂道を上ると小原と言い藤原鎌足の出身地だ。
鎌足生誕の地に大原神社が建つ。昔大原と言い現在は小原という。
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飛鳥資料館を目指し山田寺の塀の実物大の模型を見る。山田寺は蘇我石川麻呂が建立した寺。石川麻呂は大化の改新(乙己の乱)で天智天皇に味方し大化の改新を成就するが後、天智天皇に山田寺建立中に討たれる。
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山田寺跡
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石川麻呂の娘が天智天皇と結婚し皇女が天武天皇と結ばれ持統天皇となる。

山田寺の本尊の薬師如来は興福寺の僧兵に1187年に持ち去られ1411年火事で焼失したが仏頭だけが残り、行方不明だっただが1937年に興福寺東金堂の仏像の台座から526年ぶりに発見された。3年前上野でその仏頭が展示されたときに見た。ふくよかな感動ものだった。

日が暮れてきたので今日はおしまい。

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コメント

お疲れ様でした~。飛鳥寺行きたかったなあ。。今日本の歴史の復習を始めました。改めて読むと面白い。奈良は静かでいいね。

晴れた秋の日の飛鳥路、しかも空いている、最高ですね。

ひろちんへ 古代史は人の名がこんがらかり地理も解らず記憶にとどまらない。

佐平次さん 晴れが何よりうれしいです。車も人も少なく見渡す限り田圃なのがゆったりするのだと思います。刈入をする人もいるしとっくに済んで切り株から芽を出している青々している田もあります。

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