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2017年4月 4日 (火)

出雲の旅

去年吉備を歩いて次は出雲と決めていた。出雲についてはまとまった知識は無く神話の一部を微かに知っているのと大社の名を聞いている程度だ。

一昨年に山の辺の道を歩いて以来古事記を部分的に追いかけ神様の名がごちゃごちゃに混乱している。出雲ではそれらの神様が大勢出てきて余計混乱している。

地の神様の大物主命とマレビトの素戔嗚尊のことを知ればいくらか見学も興味を持つかと割り切ったが荒神谷遺跡だの四隅突出型古墳だの迷わせる。推理作家の松本清張が古代出雲史に一家言あり学会の司会もしている。遺跡が近くに集まって居なくどこに行くかも一筋縄ではいかない。困って大磯にいる友の奥方が島根の浜田出身だと思い出し尋ねたら資料をたくさん送ってくれた。三越前の島根のサテライトも訪ねた。神社を中心にめぐることにした。

大物主命(大黒様と同じ人らしい)が地の神様で農耕、医薬、気象、呪術に通じ住民に慕われたようだ。

素戔嗚尊は本拠は和歌山県須佐郷の海人の神様ということだ。航海に通じ漁業の神様でもあり海を自由に往来していた一面と天皇家の系図を確立させる古事記、日本書紀の編纂のために英雄とされた一面がある様だ。

例えば八岐大蛇の話は水神様は大切な神様で怒らしてはいけなく村の娘を斎女とし身の回りの世話を順番でしていた。大過は洪水で不及は干ばつだ。水神様を怒らせると大過不及が起こるので献身的に世話をしていた話が素戔嗚尊の英雄譚に作り替えられたと言う。

新幹線と特急で松江に行き松江のホテルを根拠に彼方此方見学することにした。寒い間蟄居していたが春のうららの中桜を愛でながら楽しく歩こうと出かけた。なんということだ伯備線では吹雪となり沿線の桜は開花もしていない。

予定を変更し松江市内をバスで巡ることにする。市内観光はJRの乗車券のおまけのレイクライン周遊券で回れるのが有難い。12在る現存天守の11番目に訪れる松江城を目指す。
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立派なものだ。写真は自由にお撮りくださいのポスターも嬉しい。
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柱は表面は虫食いでボロボロだが補強して古材を使用している。心柱は無く多くの太い柱で重量を分散して支えている。
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宍道湖方面を望む。
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15分ほど歩き武家屋敷八雲邸へ向かう。ギリシャ生まれのアメリカ人新聞記者には日本人の情感は珍しく感じたらしい。3冊ばかりある文庫本を読み返そう。現在もオバマケアーを受け付けない国民には五人組で助け合う人情に感激したのだろう。
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5時前には松江駅に帰ったが早めの晩御飯を食べ宿に下がろうと旅行案内所に相談したら安くて美味い食堂を紹介され満足して投宿した。

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