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2017年5月23日 (火)

福山、尾道

朝4時50分起で6時36分山陽本線和気行で福山に行く。宿と交通費の安いツアーを見つけたのに広島、福山間の交通費に金をかけるわけにはいかぬ。新幹線では往復9000円近くかかる。在来線では120分掛かるが未知の処は鈍行でのんびり景色を楽しみたい。午前中鞆の浦を見学し、午後は尾道を歩くことにした。

福山駅の山側は福山城がでんと構えている。近くのバラ園で催しがあるらしく大勢がバスへと誘導されている。

鞆港行のバスが待っていたので其の儘終点まで行く。バス停の周りに見学場所は散在して在るが方角までは分からないのでバスの運転手に先ず対潮楼の場所を聞き出発する。福善寺の客殿で素晴らしく景色が良い。
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座敷に座り窓越しに一枚。
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遠くが蒸気で霞、島並が美しい。朝鮮通信使が休んだ折、朝鮮より東で最も美しい景色と言ったという。
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案内書の順に細い路地を歩く。酒屋の標の杉玉が架かっている。保命酒という薬用酒が名物の様だ。
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手前が大田家住宅 幕末の七卿落の公家が立ち寄った。
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沿岸を船が行き来した時代満潮と干潮で潮流が激しく変わり汐待が必要で鞆の浦で待機した。繁栄を極めた。

常夜灯、雁木、焚場、船番所が残っているのも日本ただ一つという。
常夜灯
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雁木 階段の船着き場。
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平安時代から続く医王寺は山の中腹にある。急坂を明王寺を越え更に登。女房は杖を突きながら付いてくる。医王寺からの景色。
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2,3行きたい所はカットして鞆港からバスに乗る。八坂神社の本社の沼名前神社へは行きたかったが昨日より足の具合が悪いらしいので寄らなかった。
電車で尾道に移動する。尾道駅の裏山にも天守が建つ。
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平地部が少なく山が海岸線に迫る地形が続く。駅から古寺巡りの標識に従い歩く。持光寺。
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坂道を登ったり、横切ったり、下ったり行き届いた標識通りに歩く。
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高度が上がると尾道水道が見える。
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四つの寺と一宮の吉備津彦神社を通り越し天寧寺の三重塔に着く。千光寺から下ってきた人で石段は混む。
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天寧寺の五百羅漢様
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天寧寺の先には千光寺ロープウェイが有り利用し展望台まで行く。ロープウェイから千光寺本堂を望む。
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山頂駅から尾道水道を見る。向島から因島さらに四国の石鎚山が見えるらしい。
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千光寺まで下る。境内には巨岩がたくさんあり御船岩、鏡岩や玉岩がある。
岩の上のボールに玉が嵌め込んで在り尾道の街を照らしていたが盗まれたという。
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山頂駅に戻り尾道水道を見納め終了とする。晴れて明るく景色が綺麗で良かった。
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東京物語で見た尾道水道だが主人公の年齢を越え寂しく共感する部分もあった。この映画における笠智衆の実年齢は48歳、役では70歳とのことだ。

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コメント

坂の昇り降りが美しい景観をつくっていますね。
とはいえ奥様は大変でしたね。

佐平次さん 帰ったら緊張が解けたか、痛みがひどいです。食料の買い出しは当然回ってきます。

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