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2018年5月24日 (木)

静岡へ

我が家の祖先は江戸時代初期に静岡から流れてきたらしい。親父の代で分家したので我が家には資料は無く静岡のどの辺かは詳しくは分からない。屋号からは遠江で駿府ではないが今回は静岡市内(駿府)を観光してきた。いずれ地理だけでも調べて遠江に行きたいと思っている。

静岡駅から日本平に直行し、久能山の東照宮を見学する。家康が駿府で亡くなり久能山に埋葬し、芝増上寺で葬儀を行いその後日光に神として祭れと遺言した。東照宮は日光の他、上野、芝と参拝したが日光に次ぐ。

日本平よりケーブルで下る。久能山からは背面の山に妨げられ富士山が見えないのは残念だった。いちご狩りで有名な石垣イチゴの石垣が並ぶ海岸が望める。
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東照宮は綺麗な彩色の神社だ。
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日光とは規模が違うが極彩色で眼を見張る。
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内部の装飾。
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家康の墓所。秀忠に将軍職を譲り大御所として暖かい駿府に隠居しここに眠る。家康は健康趣味で漢方薬、鍼灸を好んで75歳と長寿だった。
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ツアーは慌ただしい。迷子にならないように後を付いて行く。

駅近くに戻り慶喜の屋敷の跡を料亭にした浮月楼で昼食になる。16代将軍になる予定だった昭武が松戸に住み慶喜も度々訪れたので親しみを感じる。
時間をおいて幾皿も出るのでお握りで済ます強行軍の歩き旅行と違い満足だ。慶喜は水戸の徳川斉昭の七男、昭武は十八男になる。浮月楼の名は趣のある池に由来するのだろう。
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次いで普段は内覧をして居ない臨済寺の見学となる。今川家の菩提寺とのこと。人質だった家康が学んだ部屋が残る。
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抹茶と菓子の接待があった。雲水が立ったまま湯を注ぎ立ったまま茶筅を回す。
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次いで文殊菩薩と摩利支天が見守る座禅堂で座禅体験。
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天神の摩利支天像。猪に乗っている。天神の十二神将が護る。アメ横に摩利支天の寺院があり雑踏に在るのを違和感を持って眺めていたが帝釈天や四天王と同じ天神の一人で摩利支天信仰があるのを知った。
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座禅体験。チョット力んだので警策でパチンパチンと活を入れてもらう。
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左が義元公像。 足利家の名門から東海一の弓取りに勢力を拡大するが桶狭間で信長に討たれる。            清々しい雲水達が接待してくれた。
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次いで清水の清見寺に向かう。天武天皇の時代の創建という。現在は臨済宗の寺。此処にも人質だった竹千代の勉強部屋がある。水練、早駆、勉学に励んだ。

山門と境内の間に東海道線が通る。右奥は鎌倉時代建立の鐘楼。
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門前は埋め立て工業地帯になる。巨岩のごろごろする景勝地だったと云う。江戸時代の朝鮮通信使の宿所となった。資料がある。鞆の浦の福禅寺も良い眺めの朝鮮通信使の宿所だった。通信国とは鎖国の時代正式な国交のあった琉球と朝鮮の二国の事だ。
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仏堂
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サツキの綺麗な庭園。隠れた滝の音がする。
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五百羅漢サツキとどくだみの中にある。
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明治天皇も二回程お泊りななった。玉座の間。
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総門の彫刻。
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現在は静岡で括られるが先祖の故郷の隣町を楽しんだ。

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コメント

ルーツを求めての旅ですね!
一昨昨日だったか、副鼻腔炎の傾向があったので、クリニックに行きました。
伺うと父上が静岡に行ってますよ!との事、なるほど!と思いました。
確か、松戸神社内の秋葉神社を設置されたのも御家だと聞いたことがあります。そのへんも含めて色々と教えていただけましたらありがたいです。

ぺんぺんさん 残念ながら当方は分家で本家の伯母が良く知っていましたが聞かずじまいです。徳川250年明治以降150年遠くになりにけりです。本家とは格が違いますので誤解の無いように願います。

静岡はいいところですね。
いちど住みたかったところです。

佐平次さん 東海地震と浜岡原発が気になります。近頃日本中で地震が頻発していて何処が安全という所は無いようですが。

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