北海道東部旅行3(知床峠野付半島納沙布岬)
今日は宇登呂から釧路迄長距離の移動となる。青い線が行程だ。地図を見ると国後島が大きくあり、納沙布岬からは歯舞群島が近くに在る事が解る。
8時出発で知床峠に行く。国後島が大きく横たわる。戦争の後遺症は続く。
ライダーを見て長女の婿殿が院生の時バイクで北海道の西半分を単独行した話を思い出した。道路の両側はハイ松の林でカメラマンはギンザンマシコ(ベニマシコと同類の野鳥)を狙っていたが現れ無かった。見たかったが残念だ。
知床半島を横断し羅臼に出て野付半島に向かう。波に削られた知床半島の岸壁が土砂となりこの地に堆積し出来た。知床半島と根室半島の中間点の海に飛び出た頼りない突起が野付半島。かつては楢林だったところが地盤沈下で海水の侵入で木が枯れナラワラと呼ばれている。
野草を見るのを楽しみにしていた。ハマナス。
千代ハギ
ノハナショウブ
エゾウツボグサ
ウマノアシガタ
クサフジ
エゾカンゾウ 海水を含んだ水を吸って精一杯生きている。
トド松林が海水で枯れた跡はトドワラという。洞爺丸台風の影響が大きかったという。
高い木道が付いていて湿地を保護しながらの散歩ができる。
コヨシキリが盛んに鳴く。
風連湖で一休みをする。オジロワシが目の前を飛んだが撮り損ねた。バスの中からタンチョウの番とヒナを写せたのはラッキーだ。
他キタキツネ、エゾシカを車窓から見た。ヒグマは見られなかった。
道中馬、牛の牧畜が多い。
歯舞群島の一つ貝殻島周辺にロシアに漁業料を払い6、7、8の3ヶ月間コンブ漁に行っている。良質のコンブが取れるのだそうだ。船には赤ラインが入りそれ以外の船は行けない。写真の右にある船に赤ラインが入っている。納沙布岬の写真だが灯台は明治5年には出来たという。赤ラインの小舟に一人で乗りロシア領の海に行き目いっぱいのコンブを取り帰る。一人で行動するのはコンブを最大量乗せるためだ。
北方領土返還を祈願した「四島(しま)の架け橋」戦争は馬鹿なことをした。
浜中駅からはワザワザ花咲線に乗る計画になっている。30分位の待ち時間があり手持ち無沙汰でいるとツアー客でない人から声を掛けられた。中学生のころから一人旅が好きで特に鉄道に乗るのが大好きだという50歳代であろう人だった。青春18切符や大人の休日俱楽部パスを利用するという。5泊6日の旅だというのに小さなボストンバック一つで慣れたものだ。この線も何時廃線になるか解らないから乗りに来た。未だ日本国中の鉄道を制覇していないという。孫も鉄チャンでお話しできたら大喜びでしたのにと話している内に我々の方の列車が来た。我々は厚岸に先方は根室に向う。隣駅で単線の為根室行きと待ち合わせすれ違った。列車に乗る前から雷鳴が聞こえ車中で雷鳴轟く大雨となったが厚岸に着く前に雨は上がった。雨にたたられる事も有るが今回は幸運が味方してくれる。
雨の中途中駅で一人乗り込んできた重装備の女性がいたがこちらは自然探求家か?旅の楽しみ方は人それぞれ有る。
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なかなかいけないところだよね。お天気良くてよかったね。もっと電車があれば行きやすいんだろうけど、使う人いないしね。。負のスパイラルだよね。九州みたくうまくできないのかなあ。。
投稿: ひろちん | 2018年6月27日 (水) 19時44分
ひろちんへ 寒さだろうね。半年閉じ込められる。
投稿: 江戸川風景4 | 2018年6月27日 (水) 20時08分
タンチョウを見られたとは素晴らしい。
投稿: 道草亭ペンペン草 | 2018年6月28日 (木) 12時59分
ペンペンさん 子供の頃は店に丹頂チックという整髪商品が有り頭の赤い鶴を憧れを持ってみていました。
投稿: 江戸川風景4 | 2018年6月28日 (木) 13時17分
丹頂のチックとは懐かしい。
柳屋のポマードなども良く銭湯でみました。
分からない鳥の写真をEmailアドレスに送りました。ご教授いただけましたら幸いです。
投稿: ペンペン草 | 2018年6月30日 (土) 09時30分
https://blog.goo.ne.jp/26sanpoman2/e/e2a6323b7b9bf8e7c508ecb4d567be1b#comment-lis
寝てしまった子チョウゲンボウ。
投稿: 江戸川風景4 | 2018年6月30日 (土) 10時02分