桜も早かったが川の野草も暖かさに堪えきれずに咲きだした。
以前河原の9割は調べたと思ったくらい河原の植物を調べたがおおよそ忘却した。
強くなった日光に輝く色とりどりの花は目を引く。
イヌノフグリ等学者様のユーモアを感じる命名がある。槍に見立てたスズメノヤリ。
実を結ぶと莢が黒いのでカラスのエンドウと言う。早いものは3月初めには咲いていた。マメ科の植物は多い。
菜の花は12月でも咲いている。春に盛りだった種(しゅ)も菜種を結んだ。
同じく盛りを過ぎた蒲公英。
夏の戦場ヶ原で初めて見て感激した野草だが地元に溢れるほどあった。ノイバラ。
ハルジオン。蕾はピンクだが開くと純白になる。
ニガナ
これから晩秋迄咲くアカバナユウゲショウ。夏の花と感じている。
ノイバラとクサフジとこのキバナショウブを江戸川の三名花と思っている。五月に勢ぞろいのはず。
野草も楽しませてくれる季節だ。
未だ咲いていないがクサフジはこんな花。
一か月前は丸坊主だった木々にすっかり緑が茂った。鳥を見にくくなった。
鳥が一羽で横切るが何処へ行ったかは葉のために確認できない。
見慣れた鳥もバックが派手になると見え方が違う。
モズは暖かくても元気だ。
散歩の帰りに違う場所でモズの♀。
雲雀も少なくなったが健在だ。
まだ残っているツグミも緑の中だと何だろうと考えるほど見え方が違う。
ヒヨドリも枯れ木で見るよりは色が引き立つ。
ムクドリも同じだ。
自分で自分の歌唱力にうっとりするホオジロ。
地面でガサゴソする。キジが上を向いて歩いている私に驚いて叢に逃げ込んだのだ。もっと前に気が付けばうまく全身を写せたにと不注意を悔やんだ。
仲良くしたいのにすぐに見えなくなった。
土手を登った時っからヒッヒッヒとセッカの鳴き声がひっきりなしに聞こえた。近くに降りた。
一月迄は見たことがあり5月に再見と思っていたが元気に表れた。
よく探せば鳥は居るが歩きに徹しているとボロボロと見落とす。
冬鳥が去って川は静かになった。キジの♂声がわずかに期待させるが以前のように歩きまわれないので面と向かう偶然が生まれない。
ケンケーンと鳴き始めのケと発声したポーズ。遠くから写す。
ノイバラが咲き始めた。河原では一番好きな花だ。目にするのが珍しかったが川原中にある。ノイバラの種を食べた鳥の爆撃のおかげだ。
鳥の声は我が物顔で占拠していたヒヨドリの声も聞こえない。往復し戻るとモズを見つけた。
秋冬のモズが緑陰とも似合う。特徴あるホームはシルエットでも様になる。
歩を進めると空からピーヒョロロととびのような声が聞こえる。羽の茶色が薄く白い腹に茶色い羽があるノスリが飛んでいる。40年前、歩き始めは猛禽は見られないと思っていた。猛禽に会えるのは嬉しい。
過去のノスリのバトル。
更に開けたところで川辺に出るとキンクロハジロが残っていてくれた。
この時期に鳥はこれだけ見られれば上出来と土手を登ると季節の花が咲きだしていた。
アメリカフウロこれを見ると戦場ヶ原のハクサンフウロを思い出す。
ノジシャ 西洋原産で大航海時代艦船内で栽培し食料としていた。
良い季節を通り越し暑くなった河原を歩くように努力したい。
緑の季節になった。
渡り鳥は少しは残っているが大半は帰った。目につく鳥は留鳥のヒヨドリ、ムクドリ、スズメ、ホオジロとカラスぐらいだ。
柳は柳絮を飛ばしだした。柳の雌株を半分位伐採したら柳絮がずいぶん少なくなった。洗濯物を干していても近くを浮遊する。タンポポの種のように川から500m離れた我が家にも飛んでくる。
ホオジロは地面で盛んに落ち穂を食べている。人が通ると葦の下の方に留まる。以前は20羽位で群れていたが現在は番か?二羽でいることが多い。
鳥が少なく茶色の雀より大きな鳥が木の高く迄飛んだのを追ったがホオジロだった。焦って大きく見えたらしい。
スズメと同じくらいで見え方はこんなだ。
四季を問わず鳴き声を聞くと良い声だと思う。メジロも良い声だ。これらの野鳥も飼うことは禁止されているが野鳥の餌を生業にしている商売があるという。
もう直ぐお別れのツグミ。
これも番だ。
カワセミの声が聞こえるが姿は見えない。青葉と空の色が透き通り気持ちが良い。
努めて歩くことにしている。サボって悪化した症状はちょっとのことでは改善されない。
就寝前寝床で右二の腕を立て手のひらを枕にTVを見る姿勢の所為で右腰に腰痛が出る。歩いて20分もすると筋肉が張って痛くなる。
我慢して歩いているとそれ以上は痛まず何とか持ちこたえる。どうしてもTVを見てしまう。
土手下から何時もの桜
今日の河原も鳥は少ない。バーダー3人と会った。最後にマイフィールドに行ったら同年輩のベテランがいた。
遠くでベニマシコの声がする。
ツグミ、ヒヨドリとカラスしか見当たらず突き当り迄行って戻った。
見事な桜が松戸川の対岸にある。小学校の校歌の初めの「花吹雪 向ヶ丘に・・・」にあやかり花吹雪を撮ろうとしていた。まだ花もちが良く散ってはくれなかった。
暫く風が吹くかヒヨドリが止まれば枝が揺れ花弁が散ると待っていたが突然背面からベニマシコの大きな声が聞こえた。振り返る前に逆光だと察知した。以前ノビタキ夕暮れ時のシルエットを撮ったが逆光のシルエットは趣がない。
こんな近くに留まることは滅多にないが回り込める場所ではなくあきらめる。鳥はすぐに叢に降りた。姿が見えるのでピントを合わせた。
さっきのベテランのバーダーさんもちょっと離れて写している。鳥はそのまま声もしなくなり飛び去ったのだろう。
私は歩くのが主で一っ所に長居はしないので数歩歩きだした。ベテランさんはベニマシコを待っていたようで粘るようだ。
10m位離れたか野鳥が降りるはずのない低い背丈の叢の根元でゴソゴソいうのでイタチかと半歩叢に寄った、頭が見えた。途端に近づいちゃだめだ待ってりゃ出てくるよベテランさんに注意を受けた。ベニマシコに近づいたと勘違いしたのだろう。
私は鳥の知識は薄く鳥撮りのマナーにも詳しくなく永遠の素人を自称しているので注意は有難く受けることにしている。親指と人差し指で丸を作って立ち去った。腹は立たなかった。
リハビリも兼ねて晴れたので川へ。
今日は暑い。いつも鳴き声で賑やかな河川敷が静かだ。こんなこともあると何時もの道を歩いた。
土手を登る前に写す桜、満開だ。
静かだがウグイスの声が聞こえる。若葉の茂った木の中で姿が解らない、キジバトが2羽飛んできて声が消えた。
木の先の川にはカイツブリが泳いでいる。
うるさい位のヒヨドリの声も疎らだ。突き当り迄行って写すものもなく帰ったら木の梢にエナガが見える。一昨日ベニマシコの声が賑やかだったのに今日は声がしない。
常在の鳥を観察しよう。モズがいる。元気の良い悪戯小僧のようで可愛い。
土手を登ろう。
スズメと桜
川のムクドリは少なくなった。話題になった駅前のムクドリの群れは如何しているだろう。東京ではオオタカが夕暮れのムクドリを待ち伏せしているとNHKのドキュメントでやっていた。オオタカのイメージではない。
常在の鳥が暖かすぎる川でのんびり過ごしていた。こちらものんびりした。